東京大学学術研究船白鳳丸KH14-3航海チーム

東京大学学術研究船白鳳丸KH14-3航海(2014.8.1)

チームメンバー:国立極地研究所 特任研究員 近藤能子

白鳳丸KH-14-3航海はさきほど全ての観測点での観測を終了し、東京港へ向け戻り始めたところです。大きな事故も無く、無事に観測自体を終えることが出来たと思います。

思ったより氷は溶けていなかったので、最北の観測点は北緯68度の点となりました。流氷が見える位置までは行くことができませんでしたので、それは少し残念でしたが、今回は北極海の比較対象として太平洋、ベーリング海のサンプルも採取しましたので、その結果を見るのが楽しみです。

航海中は太平洋航行中は低気圧等の影響で揺れることも多かったのですが、ベーリング海峡航行中は見事なまでの凪でした(写真)。東京は冷夏の予想だったのにも関わらず、かなり暑いとうかがいました。現在、こちらの外気温は5.6度、ということで、その温度差に対応できるか少し不安です。

白鳳丸は8月11日に帰港します。