国立大学法人東京海洋大学と国立極地研究所との連携協力協定の締結について

掲載日:2009年2月9日

左:藤井所長、右:高井学長

 国立大学法人東京海洋大学(東京都港区、学長/高井陸雄、以下「東京海洋大」)と大学共同利用機関法人情報・システム研究機構国立極地研究所(東京都板橋区、所長/藤井理行、以下「国立極地研究所」)は、平成21年2月9日、両機関がこれまで長年にわたり培ってきた研究協力関係を基盤として、より緊密で組織的な連携関係を構築することにより、海洋科学及び極域科学の研究を発展させることを目的とし、連携協力協定を締結いたしました。

 東京海洋大の保有する練習船「海鷹丸」の二世は、第1次南極観測隊に参加し、観測船「宗谷」とともにわが国の黎明期の南極観測事業を支えました。その後も、南大洋の海洋科学研究において国立極地研究所と東京海洋大の研究者は共同研究等を通じて緊密な関係にあったことが、この度の協定の背景となっています。

1.主な連携協力の内容

 両機関が有する研究資源を活用した組織的かつ効果的な取り組みを行うこととし、次の事項について連携・協力する。
 (1)研究情報の共有に関すること。
 (2)共同研究などの研究連携に関すること。
 (3)研究施設などの共同利用に関すること。
 (4)人的交流・人材育成に関すること。

2.連携協力の運営形態

 東京海洋大学及び国立極地研究所は、連携協力を円滑にかつ効果的に推進するため、両機関の代表者で構成する連絡協議会を設置し、連携協力事業の具体的案件の検討を行います。