宇宙飛行士の若田光一さんが国立極地研究所を訪問

掲載日:2009年12月9日

 日本人で初めて国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在をした宇宙飛行士の若田光一さんが、12月9日(水)に国立極地研究所を訪問されました。

 ISSに公式飛行品(OFK:Official Flight Kit)として持ち込んだ、第50次南極観測隊のエンブレムの返還に訪れたもの。このエンブレムは、若田さんと同じ期間を宇宙飛行したものとして、同席した藤井所長、小達第50次南極観測隊長等から羨望の目が向けられた。
 若田さんは、ISSに滞在中に日本の実験棟「きぼう」の窓にエンブレムを貼り付け、地球を背景にした写真を撮影してあり、この写真とエンブレムは、藤井所長、小達第50次南極観測隊長に手渡された。
 直後には、このエンブレムの持ち込みを提案した本吉第51次南極観測隊長(「しらせ」で南極海を航行中)が衛星電話による「サプライズ」出演をして、若田さんとエールを交換した。

 このエンブレムを介して、若田宇宙飛行士、藤井所長、小達第50次南極観測隊長、本吉第51次南極観測隊長、渡邉国際企画室長により、「宇宙」と「南極観測」のフロンティアにおける熱い思いが熱く語られた時間であった。

若田宇宙飛行士(中央)、藤井所長(左)、小達隊長(右)3人の記念写真

返還された「きぼう」の窓に貼られたエンブレム

歓談

低温室見学