白瀬日本南極探検隊の南緯80度05分到達100周年を記念したモニュメントを建立

掲載日:2012年1月28日

1912年1月28日は、白瀬日本南極探検隊の突進隊5名が、南極点を目指して進むこと280km余り、南緯80度05分、西経156度37分の地点に到達した日です。

わずか204トンの漁船を改修した帆船:開南丸で南極大陸に向かい、日本人として初めて南極大陸に上陸、かの地を大和雪原(やまとゆきはら)と命名し、全員が無事に帰国した冒険は、世界の探検史に残る快挙でした。

2012年1月28日は、その日から100周年にあたり、白瀬 矗(のぶ)の出身地であるにかほ市と国立極地研究所を中継で結んだ記念式典が行われ、国立極地研究所南極・北極科学館の脇に、「白瀬日本南極探検隊100周年記念プロジェクト実行委員会」により建立された記念モニュメントの除幕式も挙行されました。

記念モニュメントは、石井宏一准教授(秋田大学教育文化学部)がデザインされたもので、122枚のステンレス板が、DNAと同じ二重らせん構造になっています。
「多くの困難を乗り越えた白瀬矗の遺伝子を未来に引き継いで」と。

来賓挨拶をする白石和行国立極地研究所長

記念モニュメントの除幕をする関係者

建立された記念モニュメント