全天周3Dオーロラの最新映像を科学技術館で世界初公開掲載日:2013年12月21日 科学技術館では、全天周立体ドームシアター・シンラドームにおいて、科学ライブショー・ユニバース「クリスマス・オーロラ特別番組」を12月21日(土)に上演致します。 ここで、オーロラ研究者の片岡龍峰氏(国立極地研究所・准教授)が手掛ける「3Dオーロラ」の決定版ともいえる最新3D全天周映像が世界初公開されます。 この3Dオーロラは、数キロメートル離れた2地点において、一眼レフカメラと魚眼レンズから成るシステムを用いて連続撮影された全天周オーロラ映像から、視差を利用して立体視できるドーム映像として動画化したものです。シンラドームは、立体視に最適化されたシステムにより、世界で唯一、一般の来場者にこの映像をお楽しみいただけるシアターです。 今回初公開される映像は、カメラ2台の距離をこれまで実験的に公開してきたものより大きく取り撮影されました。従って、立体感がより強調された映像になっており、次々と色や形が変わるオーロラを⻑時間たっぷり見られるもので、3Dオーロラの集大成といえる映像です。 なお、この3Dオーロラは、シンラドームでお客様に見て楽しんで頂くためのアイデアから発生したプロジェクトですが、これを元にオーロラの高度測定に関する学術的な研究にも発展しており、赤みのあるカーテン型のオーロラは高度100-400kmで光っており、ぼんやりと脈を打つように変化するオーロラは高度80-90kmという低い高度で光っていることが推定されます。 このようにアウトリーチ活動から最先端の学術研究に結びついた稀有な例としても、世界的に注目されています。 開催情報日時:2013年12月21日(土)
14時〜14時40分(第1部)、15時30分〜16時10分(第2部) 参考資料・科学技術館 問い合わせ先科学技術館 : 稲垣、藤原(TEL 03-3212-8509) |