昭和基地最終便

2月8日、南極昭和基地で今夏の観測計画がすべて終了し、最後まで基地に残っていた54次越冬隊員5名、55次夏隊員・同行者21名が観測隊ヘリコプターにより南極観測船「しらせ」に帰還した。これにより、24名の55次越冬隊員による一年間の越冬観測が開始した。この日、午前中から帰国する54次越冬隊員や55次夏隊員等をはじめ、見送りの55次越冬隊員らが昭和基地ヘリポートに続々と集まり、約2ヶ月間に及ぶ厳しい環境での夏期作業の苦労をともにした仲間との最後の別れを惜しんだ。到着した「しらせ」船上では、日高艦長以下乗員が整列して出迎え、一年間の越冬観測を終えた隊員の無事の帰還を歓迎した。