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南極昭和基地における第24回参議院議員通常選挙の投票の実施について

2016年7月6日

南極昭和基地で第24回参議院議員通常選挙の投票を実施しました。(第57次南極地域観測隊 樋口和生越冬隊長発)

現在、南極昭和基地で越冬活動を続けている第57次南極地域観測隊越冬隊は、第24回参議院議員通常選挙の投票を現地時間7月4日午前9時00分(日本時間同日15時00分)から、基地内に設けた投票所で行いました。

この投票は公職選挙法に定められた不在者投票制度の一つで、南極投票と呼ばれるものです。南極投票の対象となるのは衆議院議員総選挙および参議院議員通常選挙で、越冬隊員は昭和基地からファクシミリを用いて投票することができます。

南極投票では、予め各隊員の選挙人名簿の登録がある市区町村の選挙管理委員会へ申請して、南極選挙人証を交付された隊員が投票を認められます。基地の投票所では、不在者投票管理者を担う越冬隊長が南極選挙人証を有する隊員一名ずつに投票用紙を交付し、受け取った隊員は所定の記載台で投票用紙に必要事項および候補者名、政党名を記入後、今回の南極投票の指定選挙管理委員会である東京都中央区選挙管理委員会宛にファクシミリで送信しました。投票用紙は選挙区選挙用と比例代表選挙用に分けられたA4判の用紙二枚で、ファクシミリ送信も投票者本人によって行われました。

投票に当たっては、ファクシミリ装置の操作を補助する隊員が立会人を務め、インマルサット衛星通信回線を通じて一名ずつがファクシミリで投票しました。国内の指定選挙管理委員会と基地との間では、ファクシミリの送受信状況や投票の完了について電話連絡で確認が行われました。南極投票の結果は、指定選挙管理委員会から各人の選挙人名簿が登録されている選挙管理委員会へ通知されます。


南極昭和基地に設けられた参議院議員選挙の投票所


投票用紙の交付


投票用紙への記入


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