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とうとう夏隊が帰路につく日がきました。昨年の３月の冬期訓練、６月の夏期訓練で初めて顔を合わせた人、８月、10月、11月の全員打合せが最初の出会いだった人、スタートは様々ですが、「しらせ」での船上生活から始まり、今日まで共に過ごしてきた仲間の半数以上が昭和基地を離れます。また、期間を延長して支援していただいた51次隊の隊員も昭和基地を離れ「しらせ」に向かいます。この日は作業を早めに切り上げ、みんなで見送りました。業務上、見送りに来ることが出来ない隊員も無線で別れを告げます。
短い期間ではありましたが、極地「南極」で共に笑い、共に悩み、お互いを励まし合いながら過ごしてきた最高の仲間との別れの時、自然と涙があふれ、何度も何度も握手したり抱き合ったり、「元気でな」「頑張れよ」「日本で必ず再会しような」と声をかけ合い、ヘリコプターが飛び立つ間際まで、お互いにエールを送り合いました。
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