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南極ライブトーク

2013年5月5日


リハーサル風景
まずカメラの動きをチェックしました。

 5月5日に極地研究所併設の南極・北極科学館でゴールデンウイーク特別企画「南極ライブトーク」が行われ、衛星回線を介した生中継で、昭和基地の様子を紹介して主に子どもからの質問に答えました。

 ライブトークの時間は30分で、「基地の様子紹介と主に子どもからの質問に答える」と、文字にすると非常に簡単なようですが、実際はそう簡単にはいきません。

 昭和基地側のスタッフはまず最初に、どのような方法で基地を紹介したいのか、どのように質問コーナーを演出するか等々アイデアを出しあい、台本を作成し、リハーサルを行いました。こうした話し合いの中から、5月5日は子どもの日なので、鯉幟や兜を飾り雰囲気作りをしようというアイデアが出てきました。

 実際にリハーサルを行うと、こういう映し方の方がよい、この場面ではこう動かないとカメラのケーブルが絡まるから変更しようなど、沢山のアイデアが出てきて、リハーサルを繰り返しました。

 そして、何度もリハーサルを繰り返すと、最初は慣れなかったカメラを前にしての話し方や、ケーブルさばきなども様になってきました。

 当日は晴れて風もほとんどない穏やかな天気だったのですが、気温が-19.5℃という中、屋外からの中継でライブトークがスタートしました。東京で体験したことがない気温で、あっという間に頬が赤くなり、スタッフは足踏みをして体を動かし、少しでも温まろうと寒さに震えながらスタートの合図を待っていました。

 生中継ということでスタッフは緊張しましたが、時折ペンギンのきぐるみを着た隊員が登場したりすると、場が和みました。

 質問コーナーでは、子どもたちの熱気が画面越しにもよく伝わってきました。どのような質問が寄せられるのか事前に分からなかったものの、実際に質問されると、隊員は慌てることなく、分かりやすいようにゆっくり答えるなど工夫していました。

 この南極ライブトークは8月にも行われる予定なので、色々な趣向を凝らして参加者に楽しんでもらおうと思っています。


本番前の準備
当日は鯉幟も準備しました。


本番の中継風景
たくさんのスタッフに支えられています。


スタジオ準備風景
食堂の一角を改造してスタジオを作りました。

 
5月5日の気象情報
天気 薄曇一時晴
日の出 9:22
日の入 15:14
最高気温 -17.0℃
最低気温 -26.7℃
最大風速 7.6m/s
 
 
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