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南極ライブトーク終了

2013年8月30日


回線繋がらず!(第1回:8月11日)
通常ならモニターの左側には会場の様子が映るのですが、この日は衛星回線がなかなかつながらず、きちんとの映るまで時間がかかりました。申し訳ありませんでした。約30分遅れで開始しましたが、待って下さった皆様には感謝!です。

 夏休みに週1回合計4回、国立極地研究所併設の南極・北極科学館で行われていた、南極・北極科学館夏休み特別企画「南極ライブトーク」が、先日無事終了しました。
 夏休みは越冬隊員と話そう!ということで、30分の枠内の内、まず、最初に15分間、現在の昭和基地の様子や南極観測隊の紹介をした後、同じく15分間、主に子どもからの質問に答える流れは、5月5日にも行われた「南極ライブトーク」と変わりありません。

 時間はそれぞれ15分と短いのですが、ライブトークの構成を考える隊員は、どのように昭和基地や観測隊の様子を紹介するか頭を悩ませます。質問コーナーは管理棟という建物の中のスタジオで答えますが、ずっと建物の中からの中継では本当に南極から中継しているのか、よく分かりません。
 せっかくなので、外の様子を生中継で伝えたいと考えるのですが、どの場所から中継すると興味を持ってくれるかな?とか、あそこから中継したいけど技術的に可能かな?等々中継場所の選定だけでも色々考えてしまいます。
 中継だけでは様子が伝わりにくいと思うので、自分達で撮ったVTRも利用します。
 そして、こうしたら楽しんでもらえるかな?南極に興味を持ってもらえるかな?など想像して、時には悩みながら、時には楽しみながらライブトークの構成を考えます。

 ライブトーク当日には担当する隊員一同は緊張の連続です。衛星回線はきちんと繋がるかな?基地の外の中継は上手くできるかな?等々心配の種には事欠きません。
 その中でも一番緊張するのが質問コーナーです。なぜなら、内容は事前には分からず、毎回思いもよらない質問が出てドキっとするからです。
 もちろん、質問には司会を担当する隊員だけでなく、見学に来ている隊長や隊員を急遽指名して答えてもらっています。「えっ?それどういう風に答えるの?」と司会が思っても、とっさに機転をきかせて、近くにある地球儀を使用して答える隊員もいるので、画面越しに見ると回答者は落ち着いて質問に答えているように見えると思いますが、実は隊員達はドキドキしています。
 何と言っても最終回では、毎回どのような質問にも的確にさっと答える隊長を「参りました!」と言わせた質問も出たのです。

 4回のライブトークはどの回も違った内容で趣向を凝らせたと思うのですが、気になるのは、楽しんでもらえたかな?と言うことと、質問の回答はうまく伝わったかな?ということです。
 昭和基地に来てはや八か月過ぎましたが、まだまだ知らないことが沢山あります。次にこのような機会があれば、また違った視点から昭和基地や観測隊の様子を伝えたい、質問してくれた子どもの想像力に応えるような回答をしたいと思います。


放球棟からの中継(第2回:8月16日のリハーサル時)
気象観測を行うための放球棟からの中継にもチャレンジしました。


本番前!(第4回:8月30日)
本番前はやっぱり緊張します。

 
8月30日の気象情報
天気 雪時々曇
日の出 7:48
日の入 16:58
最高気温 -24.2℃
最低気温 -33.3℃
最大風速 10.3m/s
 
 
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