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2トン橇の補修作業

2013年11月5日


2トン積み木製橇
ラングホブデで公用氷採取をして1.4トンを基地に運搬しました。

 南極での活動には雪上車とともに物資輸送のための橇(そり)が欠かせません。一番大きい雪上車のSM100 は大陸旅行の際には7台もの橇を連結して牽引することもあります。いくら注意して雪上車を運転しても、雪氷上のルートや積んだ荷物の状況によっては橇の破損は避けられません。また南極の厳しい自然条件の中で材料の劣化も起こります。歴代の観測隊は、これらの橇を補修しながら大事に使ってきました。

 ここ数日春を思わせる陽気の中、2トン積み木製橇の補修作業が行われました。今回補修に当たったのが建築隊員と医療隊員、すなわち大工さんとお医者さんという面白い組み合わせですが、日ごろからいたんだものを直す仕事に携わっていますので当然と言えば当然のコンビでしょうか。

なお、橇については以下のページでも説明があります。
http://polaris.nipr.ac.jp/~academy/jiten/kiti/05.html


海氷上から橇の搬入
クローラークレーンで自然エネルギー棟まで運んできます。


準備完了
車両整備室に入りました。


部品の取り外し
振動で緩まないように先端がすべてつぶされていたので、ボルトは金属を切るノコギリで切り落とさなくてはなりませんでした。

 
11月5日の気象情報
天気
日の出 2:42
日の入 21:33
最高気温 -1.4℃
最低気温 -8.9℃
最大風速 7.3m/s
 
 
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