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平成16年12月27日
大学共同利用機関法人
情報・システム研究機構
国立極地研究所 広報室

 昭和基地に波高73cmの津波をもたらしたスマトラ沖地震が基地の地震計によっても、きれいに捉えられた。
 P波初動の到着時刻は世界標準時の12月26日01時11分20秒であり、日本時間では10時11分20秒である(以後全て日本時間)。
 一方、地震の起きた時刻は、アメリカ地質調査所によると09時58分50.7秒である。従って、地震波は発生後、約12分30秒で到来している。
 また、津波は海上保安庁海洋情報部の発表した昭和基地検潮記録が示すとおり、12月26日22時40分ころ到来しているので、約12時間40分かかっている。
 昭和基地に設置されている大容量データ通信衛星システムにより、地震のデジタル記録は約20分のデータ伝送時間で極地研に届く。
 地震計や重力計による記録は、地球の深部構造の解明に役立っている。

(注)地震波の図には、2種類の地震計による3成分が記録されている。

 
 
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