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 日本の南極観測は、1955年(昭和30年)の閣議決定に基づく国家事業として、約半世紀に亘って実施されてきました。
 南極観測事業のためには、昭和基地への観測隊員の派遣及び物資・燃料補給のための砕氷船と搭載用ヘリコプターがかかせません。「宗谷」「ふじ」に続く3代目の砕氷船「しらせ」は、2007年(平成19年)に船齢25年を迎えますが、老朽化が目立ち、これに変わる後継船の建造が必要です。また、輸送用ヘリコプターの更新も求められております。
 現在、「しらせ」後継船の建造費及び輸送用ヘリコプターの購入費が予算要求なされていますが、万が一これらの要求が認められなければ、2008年(平成20年)以降の南極観測の中断を余儀なくされます。
 このことに危機感を抱かれた村山雅美国立極地研究所名誉教授が中心となり、研究者やタレントら南極にゆかりのある人に協力を求め、「南極観測の将来を考える会」を結成し、「南極観測の継続を訴える集い」を開催し、「新南極観測船の実現を求めれる宣言」が決議されました。
  
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