第8回 中高生南極北極科学コンテスト
─中学生・高校生の提案を南極・北極へ─
2011年度 募集要項

中学生、高校生の皆さん
皆さんは、これまできっと私たちが住んでいる“地球”について考えたことがあると思います。

地球の両極(南極、北極)は、どんなところだろう?
どんな観測や研究がされているのだろう?

南極や北極は、人為的な汚染が少なく、地球や宇宙を理解する上で絶好の観測場所であり、 科学の最前線でもあります。南極や北極で観測、実験や調査を行う斬新な提案を広く募集します。

1. 募集提案

 南極または北極で実施したい研究や実験・調査の提案を募集します。
 提案は、応募者自身が考え出したオリジナルなものに限ります。

2. 応募資格

 中学校・高等学校・高等専門学校・中等教育学校の生徒。
 ※高等専門学校生徒については、3年生までとします。
 ※グループでも応募可能です。
 グループのメンバーが2つ以上の学校にまたがっても差し支えありません。

3. 応募締切日

 2011年9月6日(火) (最終日の消印まで有効です。)

4. 応募方法

 下記の「提案書の書き方」を参考にして、提案ごとに提案書を作成し、郵便で下記までお送り下さい。

※提案書の提出後は、誤字の修正以外の変更(例えばメンバーの入れ替え、追加や提案書の差し替え)は出来ません。
※個人、グループとも、提案書を別々に作成することで、複数の提案が可能です。
※提案書は、返却しません。

5. 提案書の送付先

 〒190-8518 東京都立川市緑町10-3  国立極地研究所内
 第8回 中高生南極北極科学コンテスト 事務局

6. 審査の方法等

 国立極地研究所に設置する審査委員会において、南極・北極での実施可能性、独創性、論理性の観点から審査します。
(1) 国立極地研究所の極地研究者等による第一次審査
(2) 第一次審査で採択された提案について、有識者などの外部委員を交えた第二次審査を行い、南極または北極で実験可能な提案の中から、南極科学賞、北極科学賞を決定します。(複数の提案が受賞することもあります。)また、両賞以外にも優れていた提案には、優秀賞等を授与します。

審査結果は、10月中旬までに応募者本人(グループの場合は代表者)に通知します。

○南極科学賞・・・南極での研究計画として優れている。
(本年11月に出発する第53次南極地域観測隊が南極で実験または調査をします。)
○北極科学賞・・・北極での研究計画として優れている。
(北極で観測を行う研究グループが実際に北極で実験または調査をします。)
○特別賞  ・・・提案が優れていた場合に授与します。
○奨励賞  ・・・優秀賞に準ずる賞に授与します。

※受賞者には、賞状と受賞楯を授与します。
※審査の結果、該当なしとなる場合もあります。

7. 表彰式

 「南極北極ジュニアフォーラム2011」において表彰します。その際に、受賞者には、採択された提案を発表していただきます。

8. 南極北極ジュニアフォーラム2011

 「第8回中高生南極北極科学コンテスト」に応募した中高生等による「南極北極ジュニアフォーラム2011」を開催します。
 ○日時:平成23年11月13日(日) 10時から
 ○場所:国立極地研究所大会議室 (東京都立川市緑町10-3)
 ○プログラム:

  • 受賞提案の表彰
  • 南極科学賞、北極科学賞、優秀賞の研究計画の口頭発表
  • ポスター発表(ポスター発表には、応募した全ての提案者に参加資格があり、研究者と意見交換するチャンスがあります。)
  • 第52次南極観測隊及び北極観測グループが実施した「第7回 中高生南極北極科学コンテスト」の南極科学賞・北極科学賞の実験報告
  • 南極昭和基地との衛星回線によるライブトーク
  • 国立極地研究所南極・北極科学館の見学(希望される方)

※表彰対象の受賞者には、規定に則して交通費と宿泊費(国立極地研究所が必要と認めた場合)を補助します。 (南極科学賞、北極科学賞、優秀賞及び奨励賞の受賞者全員。ただし、グループの場合は3名まで。教員及び保護者は対象外です。)

9. 南極科学賞、北極科学賞の実験結果の報告

 南極科学賞、北極科学賞の受賞提案の実験や調査等は、第53次南極観測隊や北極観測グループが現地で実施し、平成24年度に行う「南極北極ジュニアフォーラム2012」の際に報告します。今回の受賞者は、次年度の「南極北極ジュニアフォーラム2012」にもぜひご出席下さい。

10. 指導される先生方へ

 中高生の皆さんに科学への興味をより深めてもらうことを目的としています。趣旨をご理解いただき、生徒さん達から“科学の視点”での想像力あふれる提案が数多く生まれるよう、ご指導をよろしくお願いいたします。

11. 問い合わせ先

 第8回 中高生南極北極科学コンテスト 事務局 (国立極地研究所内)
 電話:042-512-0655  ファックス:042-528-3105
 メール: juniorcontest@nipr.ac.jp

 

主催:国立極地研究所(大学共同利用機関法人情報・システム研究機構)
後援(申請中):日本学術会議、文部科学省、日本極地研究振興会

提案書の書き方

 提案書は、A4の大きさの紙を使い、以下の決まりを守って書いて下さい。

(1)ワープロでも手書きでも、自由な形式でかまいません。ただし、表紙は下記1. にある書式に従って下さい。
(2)審査後に提案集として白黒で印刷しますので、本文、図表ともに鉛筆やシャープペンシル以外の筆記具で書いて下さい。
(3)写真や図を貼付する場合はなるべく鮮明に写るようにして下さい。

1. 提案書

 提案書は表紙(1枚)と本文とで構成してください。
 表紙は、第 8 回 中高生南極北極科学コンテスト 応募フォーム(WordPDF)に従って記入して下さい。

2. 提案書の本文

 提案書の本文には次の(1)〜(4)の項目は必ず書いて下さい。
 (5)については、該当する場合は書いて下さい。

 (1)提案の目的
 (2)その提案がひらめいたきっかけ
 (3)その提案を南極や北極で行う方法
 (4)その提案から予想される結果
 (5)この提案のために、予め実験等を行った場合は、その結果も記載して下さい。

3. 本文の分量

 図表・写真を含めてA4判5枚までとして下さい

4. 引用について

 文中に他の文章から引用する必要がある場合は、次の点に注意して下さい。
 (1)文中に引用部分が多すぎないこと
 (2)引用した部分を明らかにすること
 (3)引用した部分の出典を明らかにすること

5. 個人情報の取り扱い

 個人情報は、「第8回 中高生南極北極科学コンテスト」の審査と「南極北極ジュニアフォーラム2011」の開催に限って使用します。終了後は、責任を持って破棄します。

過去の優秀提案一覧