第6回 極域科学シンポジウム 分野横断セッション

[IB2] 地球環境変動の解析と地球生命システム学の構築

地球環境は地球上の気水圏、地圏、生物圏、そして、人間圏の相互のバランスの上で形成されている。地球環境変動と現代への影響を地球生命システムとの関わりの上で解明することを目標に、情報・システム研究機構では融合研究プロジェクト「地球環境変動の解析と地球生命システム学の構築」を大学等との連携により推進してきた。遺伝子解析で得られた生物多様性のデータを、氷床コア情報から得られた氷期、間氷期を含む気候変動と照合し、大規模な地球環境変動と生物の進化・多様化の相互作用を理解し、さらに環境変動下での生命の適応戦略のメカニズムを明らかにすることで、地球生命システム学の構築をめざした。そのために、南極および北部グリーンランドの氷床コア等、環境の変動が大きい極域を中心に、環境データの取得と生物解析を中心に取り組んできた。本プロジェクトの研究成果について発表・議論を行う目的で本セッションを開催する。

日時:11月19日(木)
場所:統計数理研究所 セミナー室1(D305)
コンビーナ:馬場知哉(国立遺伝学研究所)