第6回 極域科学シンポジウム 特別セッション

[S] 北極温暖化とその影響
―GRENE 北極気候変動プロジェクトと新しい方向性―

GRENE 北極気候変動プロジェクトも最終年を迎え、まとめに向かっています。このプロジェクトは何であったのか、何が分かって何が分からないで残ったのか、この機会にプロジェクトの中心的課題「北極温暖化とその影響」を主題に特別セッションのプログラムを、主に招待講演によって組みたいと思います。本プロジェクトは、提示された4つの戦略研究目標(トップダウン)に答える7つの研究課題(ボトムアップ)が設定されました。各課題が、これら戦略研究目標にどのように答えられた(る)か、答えられなかったのは何かを提示していただきます。

そして次に続く新しい北極研究プロジェクトはどこをねらっていこうとしているのかを論じます。国際・国内的にも北極をめぐる状況の変化の中で、プロジェクトの姿勢も変わってきます。

最後のパネルディスカッションは、特に北極気候変動研究の中心課題である「北極温暖化増幅のメカニズムと中緯度影響」を中心に議論する場とします。

セッションの議論を通じて、プロジェクト成果報告に向けた「まとめ」の一環となることを期待しています。

プログラム:

本特別セッションの趣旨説明とプロジェクトの概要
Ⅰ部:各課題からの報告(戦略研究目標に対する答え)
Ⅱ部:新しい北極研究プロジェクトの目指すところ
Ⅲ部:パネルディスカッション「北極温暖化増幅のメカニズムと中緯度影響」

日時:11月18日(水)
場所:国立極地研究所 2階 大会議室
コンビーナ:山内 恭(国立極地研究所)、高田久美子(国立極地研究所/国立環境研究所)、榎本浩之(国立極地研究所)