衛星回線とネットワークの管理

国立極地研究所と昭和基地との間は、24時間365日衛星通信回線で接続しており、昭和基地で得られた観測データを国内に常時伝送することができるようになっています。同時に、国内から昭和基地の運用管理の支援に活用されています。昭和基地内においても、観測に使用する主な建屋と隊員の居住する建屋は基地内ネットワークで結ばれ、インターネット環境が整備されています。昭和基地には毎年LAN・インテルサット担当隊員を派遣し、衛星通信のための地球局設備の運営を行っています。

また、南極観測船「しらせ」の運航中は、「しらせ」船内の隊員と国内および昭和基地を電子メールで結び、迅速な観測隊の運営を可能にする情報通信体制を構築しています。

昭和基地の衛星通信地球局のアンテナレドームと制御室(撮影:JARE61 佐々木貴美)