観測用小型ヘリコプターの運用

観測隊では、「しらせ」搭載の大型ヘリコプター(CH-101)とは別に、観測隊独自で小型ヘリコプターをチャーターすることが多く、夏期間の野外観測に積極的に使用しています。

CH-101は主に物資輸送に利用され、多くの物資と人員を運ぶ場合は野外観測でも使用しますが、大型ヘリコプターが着陸できる場所には制約が多く、露岩や氷河上などへの着陸には小型ヘリコプターが適している場合が多いため、日帰りの野外観測や野外観測拠点から観測地点への輸送など、機動的な野外観測に活躍しています。

また、CH-101と小型ヘリコプターで救難体制を構築し、緊急時対応の相補的な役割も担っています。

野外観測キャンプに飛来した小型ヘリコプター

氷河上に着陸した小型ヘリコプターと運んできた物資