ESSAS 2021 公開講演会 開催報告
報告者：原田 尚美（海洋研究開発機構）
平譯 享（国立極地研究所）
関連課題：海洋課題、沿岸環境課題
公開講演会 「海に暮らす哺乳類：オットセイやアザラシ、イルカとクジラ、そしてヒト． 講師：三谷曜子 准教授（北海道大学／沿岸環境課題研究分担者）」が5月30日にオンラインで開催されました。本講演会は亜寒帯・北極海海洋生態系研究（ESSAS）2021年会のイベントで、ArCS II、J-ARC Net、北大北極域研究センターおよびJAMSTECの共催により開催されました。オンラインによるライブ配信にも関わらず、103名の方々にご参加頂けました。本講演で三谷准教授は、北海道周辺や北太平洋に生息する海棲哺乳類について紹介を行い、それらの現存量の変動と、背景にある人間活動（捕獲・利用）の歴史との関係について説明されました。また、海棲哺乳類と人間は同じ海を利用しており、共存していくことが大切であることを示されました。 講演後は、参加者から多数の質問とコメントが寄せられ、北極・亜寒帯の生態系研究に興味を持ってもらえる機会となりました。