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国立極地研究所一般公開「南極・北極サイエンスウィーク」

2022年7月25日(月)~30日(土)に、国立極地研究所の一般公開「南極・北極サイエンスウィーク」 が開催されました。今年はハイブリット形式での開催で、①研究者トーク、②南極・北極科学館 特別オープン、③南極・北極ライブ中継で構成されました。ArCS IIでは、国立極地研究所所属のArCS II研究者と重点課題②「戦略的情報発信」が連携して、展示の提供や解説を行いました。

①研究者トークでは、後藤 大輔氏(国立極地研究所)が、30年以上観測を継続している北極・ニーオルスン基地 やそこで行われている大気観測について、東 久美子氏(国立極地研究所)がアイスコア研究の最前線について紹介しました。参加者からは、大気中の二酸化炭素の海洋や光合成への影響、採掘可能なアイスコアの深さ、北極研究と私たちの生活との関連性についてなどの質問が出ました。
※本研究者トークは国立極地研究所YouTubeチャンネルで公開中です。
「温室効果気体観測を続けて30年 北極・ニーオルスン基地」 後藤 大輔
「アイスコア研究の最前線」 東 久美子

②南極・北極科学館では、サイエンスウィークの特別展示として、海洋地球研究船「みらい」が北極航海で採取した海氷を展示しました。南極の氷と並べて展示したことで、参加者は北極と南極を比較しながら解説を聞くことができ、大変好評を得ることができました。また、新展示として『北極のひみつ』WEB版を公開したところ、子供だけでなく大人にも熱心に視聴してもらえました。

③南極・北極ライブ中継では、ニーオルスン基地に長期滞在中の松下 隼士氏(国立極地研究所)が、クイズを交えながら北極の環境や現地での研究活動について紹介しました。YouTubeのコメント欄には、北極の環境や研究内容、現地での生活のことまで、多くの質問が寄せられました。
※本ライブ中継は国立極地研究所YouTubeチャンネルで公開中です。

一般公開の参加者からは、「研究者から地球温暖化や北極研究のことを分かりやすく説明してもらえてためになった」「北極と南極の氷の違いを実際に目で見られたのはよかった」「ライブ中継で北極・南極の“今”の様子を見ることができてよかった」「もっと体験型のイベントが増えるとよい」などの声が寄せられました。ArCS IIではこれらの参加者の声を活かし、今後の教育・アウトリーチ活動を進めていく予定です。