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2020年のInterium Post-Season Report

米国の海氷予測比較プロジェクトであるSIPN2から、2020年のInterium Post-Season Reportが発表されました。2020年夏の北極海氷の予測と観測の総括レポートの速報です。正式版は後日発表になります。

SIPN2 Interium Post-Season Report 

Figure 3が、8月のレポートで出した、9月の月平均の海氷域面積の予測値の比較です。我々の予測は、UTokyo (Kimura et al.)と書いてあるものです。我々は「海氷分布が合わなければ意味がない」という立場ですが、この様に比較されると気になります。我々の予測は、数ある予測値の平均的なものを出しています。

図のグレーの線(2020 Observation 3.92)が8月の観測値です。今年は海氷域面積が歴代2位の小ささになったためでしょうか、実際より大きめの予測を出しているところが多くなりました。

また、各機関が発表している海氷域面積の観測値がTable 1に比較されています。観測値もこれくらい違います。日本のJAXAが一番小さい値を出しています。