山本 麻希
(平成13年3月修了)
長岡技術科学大学技学研究院工学研究科生物機能工学専攻・准教授

極域科学専攻在籍時の研究活動

海鳥の潜水への生理学的適応やECGロガーを用いてカワウの循環機能を自律神経系がどのようにコントロールしているかについて研究を行った。

在籍中のフィールド活動参加歴

博士課程1年時は、第39次南極観測隊夏隊オブザーバーとして昭和基地へ。また、北海道天売島にてウミウやウトウなどの海鳥の生態調査を行った。

現在の研究活動

新潟県内を中心にツキノワグマ、イノシシ、ニホンジカ、アライグマ、ノネコ、カワウ、オオミズナギドリ、ウミネコ、カラス等、人間と軋轢が生じやすい大型鳥獣類を対象に、データロガーを用いた行動研究や鳥獣の被害対策や管理を行うための工学技術の開発を行っている。また、鳥獣被害対策に関する技術を実社会に普及・啓発するため、(株)うぃるこという野生鳥獣被害対策支援を行うソーシャルベンチャー企業を設立し、代表取締役社長を兼任している。

極域科学専攻を目指す学生へ一言

極域科学専攻に行くとかなりの確率で南極に行けるのは本当に魅力的。かくいう私も恩師に博士に行ったら南極に行けるぞ!という一言につられ、進学した口でした。でも、南極のすばらしさは言葉では言い表せないので、是非、極域科学専攻に進学し、実際に現地に行ってその素晴らしさを体感してください!