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北極環境研究コンソーシアムが「北極環境研究の長期構想」を作成

2014年9月30日

北極環境研究コンソーシアム(JCAR、※)では、日本の北極環境研究の今後10~20年の長期構想について、報告書を作成し、今月、ウェブサイトで公開しました。

これまで我が国で「北極環境研究」に特化した長期構想はなく、現状の分析及び将来取るべき方針を示すことを目的とし、約160名の研究者が携わり作成されました。様々な分野が結集しているJCARの特徴を活かし、協働して取り組むべき課題を軸に、分野間の相互啓発を促しています。また、地球温暖化と生物多様性に関係する情報を与え、研究プラットフォームの構築や人材育成にも力を結集する方向性を示しています。

この構想には次世代研究者の希望が反映されており、それらの実現に向けた共同作業において、多くの研究者が共通の目標を持って前進することが可能となることが期待されます。

また、この長期構想を今後の北極環境研究の方向性を考える際の参考にしたり、次世代研究者が北極研究を推進する際のヒントにしたり、新たな北極研究の長期計画や大型研究などの策定の際の基礎資料として活用されることが期待されています。

※北極環境研究コンソーシアム
日本における北極環境研究の総合力を発揮するため、北極に関わる様々な分野の研究者によるネットワーク型組織で、極地研が事務局をつとめています。

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