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第3回北極科学計画会議(ICARP III)の最終報告書が公開されました

2016年2月24日

国立極地研究所
日本学術会議国際対応分科会IASC小委員会
北極環境研究コンソーシアム(JCAR)

第3回北極科学計画会議(Third International Conference on Arctic Research Planning (ICARP III))の最終報告書「Integrating Arctic Research – a Roadmap for the Future」が北極科学委員会(International Arctic Science Committee (IASC))、事務局:ポツダム(ドイツ))から2016年2月18日にウェブ公開されました。

IASCによって開始されたICARP IIIのプロセスでは、JCARを含む約25のパートナー団体の協力を得て、北極における研究・観測を、学際的かつ未来志向的に協力し推進するための優先順位を取りまとめ、北極研究に関する最近のレビュー報告と重要な成果についてのインベントリーの作成を行いました。

この報告書では、今後の北極研究に必要な事項や、研究の優先度、連携のためのロードマップが示されています。さらに報告書は、北極研究者は北極におけるステークホルダーと協力して活動を起こし、世界的にインパクトのある成果を創出すべきであると述べています。最も優先すべき事項として、全球システムの中での北極の役割、将来気候の予測、北極の変化に対する生態系の応答、北極の環境や社会の脆弱性や復元力に対するより良い理解、を取り上げています。

報告書(英語)を見るには、下のPDFまたは、ICARP IIIウェブサイトをご覧ください。
また、参考のため報告書の和訳を掲載しました。ただし、英語で書かれた原著が唯一公式であることにご留意ください。

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