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南極観測将来構想公開ワークショップ-南極観測100年を目指して-を開催します(参加者募集)

2018年2月16日

国際地球観測年(1957-1958年)を契機に開始された日本の南極地域観測事業では、これまで昭和基地やドームふじ基地、あるいは南極観測船「しらせ」を舞台に数々の科学的成果を上げてまいりました。1977年からは、4〜6年を一区切りとする中期的な計画を基に、各年度の実施計画を立案・実施してきており、現在は、2016-2022年の6年計画の枠組みで、第Ⅸ期計画を進めています。

前身の国立科学博物館の時代から実施機関としてJAREの中核を担ってきた国立極地研究所では、現南極観測船「しらせ」(2代目)の就航(2009年)にあわせ、2008年に10年先の南極地域観測事業を見据えて「新たな南極地域観測事業のあり方-新観測船時代のビジョン-」を策定し、長期的な視点により第Ⅷ期、第Ⅸ期計画に取り組んでまいりましたが、当初想定した10年が経過し、南極地域観測事業や学術・科学技術を取り巻く社会的、国際的な状況にも変化が生じています。

そこで、国立極地研究所では、時代に沿った新たな南極地域観測事業の将来構想を検討するため、昨年10月から、2034年頃と見込まれる次期観測船(就役中に南極観測100周年を迎えると想定される)就航を睨んだ将来構想のコンセプトの検討を進めてまいりました。

今回、検討中のコンセプトを所内のみならず所外の皆さまにもご披露し、忌憚ないご意見をいただく場として、公開ワークショップを企画しました。ワークショップでは、今後の構想とりまとめに向けて、海外の南極観測プログラムに深い知見を有する有識者をお招きし、海外プログラムの事例紹介や、海外から見た日本の南極観測事業についてお話しをいただくとともに、現在検討中のコンセプトに関してご意見を頂戴し、参加者で意見交換する機会を設けます。

我が国の南極地域観測事業に関心をお持ちの多数の方々のご参加と忌憚のないご意見をお待ちしています。

国立極地研究所
南極地域観測将来構想タスクフォース委員長
野木 義史

1. 日時: 2018年3月9日(金)13:30-16:30

2. 場所:国立極地研究所極地観測棟多目的会議室(K301)

3. 内容:
 (1)趣旨説明(5分)
 (2)将来構想コンセプト説明(10分)
 (3)有識者による話題提供(90分)
   ・川口創氏(オーストラリア南極局)
   ・松岡健一氏(ノルウェー極地研究所)
 (4)意見交換(60分)

4. 参加登録:参加登録不要です。直接会場にお越しください。

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