昭和基地では、観測隊員は家族へ文字と通話で連絡は取れますが、映像すなわちビデオ電話はできません。国内へ残された家族と映像を介した連絡を取れる機会が、この家族懇談会です。家族にとってそれぞれの隊員が何をしているのか、どんな活動をしてきたのか知る機会でもあり、また、家族同士が触れ合う機会でもあります。
50次隊の家族懇談会は国立極地研究所に於いて8月23日に開かれました。昭和基地からは隊の活動内容を隊長指揮下に各隊員が説明し、その後、それぞれの隊員が家族と個別に通信を行いました。家族と別れてから早や8ヶ月が経っています。日本に帰るまで残り半年、この3/4の期間にあたる時期は心理的な観点からも不安が増す時期に相当します。各隊員にとって、心がリフレッシュする良い機会になったのではないでしょうか。 |