「優雅な船旅」をしていた訳ではありません。仕事もしっかりしていたんですよ。
船上観測の2名は空気中の微粒子の変化や雲の高度等の測定業務を毎日継続してきました。また、報道業務の1名は毎日の日課や、観測隊員及び「しらせ」乗組員の日常業務、生活の様子の取材に大忙し。設営の2名も物資の輸送方法や本隊合流後の艦上生活の件についての打ち合わせ及び資料作成、また、南極地域観測統合推進本部や国立極地研究所、観測隊本隊との連絡調整業務に毎日追われていました。
船酔いするようなことがあれば業務もストップという最低人員でのプロジェクトでしたが、新「しらせ」のシップ&クルーは我々に快適な環境を与えてくれました。業務の他にも「しらせ」内で行われる各訓練の実施や赤道祭、レイテ沖洋上慰霊祭への参列等、「しらせ」乗組員の皆さんと共に過ごす2週間でした。
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