昭和基地では、万一の場合に備え、食糧や医薬品等を主要部から離れた物品庫や観測用の建物に分散保管しています。幸いにもそれらの物品はほぼ使われることなく使用期限を迎えていますが、定期的に保存状態を確認したり、中身を入れ替えたりするのも大切なことです。今週は医薬品と医療物品を見直しました。医務室に残すものと、必要だけれど結果として「掛け捨て」になる可能性の高いもの。後者は、保存する環境が外部に近いこともあり、品質の劣化が早くなるかもしれませんが、足りなくなっても来年しらせが来るまで補充はできません。それぞれの項目において、分配を慎重に考えながら作業をしました。
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