2月21日、昨日悪天候のため延期されていた昭和基地最終便が運行され、53次夏隊、52次越冬隊残留隊員が全て「しらせ」に帰艦しました。最終便では「しらせ」中藤艦長も昭和基地を訪問頂き、53次越冬隊を激励くださいました。昭和基地に残るのは我々53次越冬隊員31名だけとなり、名実共に越冬生活が始まりました。基地人口は半減となりましたが、静けさは半減以上の雰囲気です。
最終便が昭和基地を去ったあと、19広場で、53次越冬隊の越冬成立式を行いました。これから約1年間の越冬生活に向けて、各隊員が気を引き締め、決意を新たにしました。
その後、引き続き福島ケルン慰霊祭をとり行いました。福島ケルンは福島隊員をしのび設置されました。福島紳隊員は第4次越冬隊員として観測従事中に遭難し亡くなられた観測隊の大先輩です。53次越冬隊の越冬中の安全と、無事の帰国を誓い合いました。
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