チャクチ海バロー沖係留観測チーム 観測便り

チャクチ海バロー沖にて(2012.8.3)

担当:大島慶一郎(北大低温研)

幸いにして、我々がバローにくる直前に海氷はかなり緩んでいました。

現在は新しい2系を組んで、準備を終え、海況がよくなりしだい、投入予定です。写真は小型ボートでの回収の様子と(アラスカ大と共同)、そのときに出会った海氷上にいるセイウチです。

回収している一方の写真には遠くに海氷がちょこっと見えるのがわかると思います。5km先には氷縁もしくは大きいアイスバンドがあるように見えました。地元の研究者の方によると、海氷の後退が大きい最近は、セイウチはあまり見られないなかで、今回たまたま出くわしたようです。