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第58次日本南極地域観測隊員候補者の公募について

(資料C)

南極における医療の現状と限界についての承諾

南極行動中の病気や事故に対する医療対応の現状とその限界については、既に隊員公募時や企業、官庁等からの推薦時に、資料B「南極における医療の現状と限界についての説明」で添付し、同意の上で参加を確認しておりますが、再度、この内容についてご説明・確認し、参加される隊員・同行者およびご家族のご承諾を確認させていただきます。

国立極地研究所は南極観測事業の実施中核機関として、南極観測統合推進本部の指導のもと、観測船「しらせ」を運航する防衛省と共に、安全な南極観測の実施のため、観測隊の実務支援を行っております。

安全な南極観測の実施のため、国立極地研究所は最大限の努力を致しておりますが、観測隊員及び同行者は、南極出張期間は国内とはまったく異なる生活環境と、厳しい自然条件のもとで行動することになります。また、大けがや重篤な病気のような緊急の際に、文明圏の設備の整った病院への搬送は困難であり、特に越冬中は搬送手段がまったくありません。

従って、観測隊員、同行者及びご家族の皆様には、これらの特殊な条件を十分に認識したうえで、観測隊に参加することを承諾していただきます(資料Bの「南極における医療の現状と限界についての説明」について説明を受け、その内容を理解し、ご家族に同意を得たうえで○月○日までに、観測隊長宛に承諾書のご提出をお願い致します)。

観測隊員や同行者が、万一、事故に遭われた場合の「補償」の内容は、隊員、同行者の派遣元により条件が異なることも承知いただき、その内容を理解していただくようにお願いします。しかし、これらの補償が十分なものであるかどうかは、個人により見解が異なることと思われますので、隊員、同行者は各自で海外旅行保険等の対策をしていただくこともお願いいたします。

南極地域観測事業に参加する隊員、同行者の方々は、あらかじめ以上のことを十分に理解して、出張中も安全第一に行動されることを切望いたします。

何か不明な点がありましたら、国立極地研究所南極観測センター事業支援チーム(TEL:042-512-0781  E-mail:ant-jigyo@nipr.ac.jp)までお尋ね下さい。

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