地圏研究グループ助教の公募について1. 所属・職名・採用人員研究教育系地圏研究グループ 助教 1名 2. 採用条件任期は3年間。任期終了時に3年間の実績を評価し、審査結果によっては引き続き3年間の継続が可能です。ただし、助教として可能な最長勤務期間は9年間です。 3. 公募の趣旨国立極地研究所は、大学共同利用機関法人「情報・システム研究機構」の構成研究所として、極地に関する科学の総合研究と極地観測の推進を目的に、南極観測事業の中核的実施機関としての役割を担うとともに、「総合研究大学院大学」の基盤機関として複合科学研究科の極域科学専攻における大学院生に対する教育研究指導を行っています。本公募では、研究教育系地圏研究グループの助教として極域、特に南極大陸およびその周辺地域における地球科学現象の研究に取り組むと共に、本研究所の先進プロジェクト研究グループの研究課題「極地の過去から「地球システム」のメカニズムに迫る―第四紀の極地環境・大気組成変動の高精度・高時間分解能復元―」(http://www.nipr.ac.jp/info/notice/senshin.html)のグループメンバーと協力しながら、熱意を持って、広範囲な研究・教育に積極的に取り組んでいただくことを期待します。 4. 研究分野・職務内容南極地域観測実施中核機関、大学共同利用研究機関および総合研究大学院大学基盤機関としての国立極地研究所の役割等をよく理解したうえで、以下のような研究分野・職務内容に取り組める方を求めます。 (1)第四紀の南極氷床変動史と南極周辺の海洋環境変動史を明らかにするために地形学・地質学的手法によるフィールドワークおよび試料の採取・解析を行うことができ、地球システムにおける南極氷床・南大洋が果たす役割を解明しようとする意欲を持つ方。また、そのために、南極地域における現地研究観測の企画・立案・遂行を自ら積極的に行える方。 (2) 第四紀学的視点から、年代学、地形発達史学、氷河地形地質学、堆積学、古海洋学、古生物学、古地磁気学、同位体地球化学、氷床・気候モデリング等の国内外の様々な分野の研究者と議論を進めつつ、これらの手法を総合的・有機的に関係づけて、国際連携を含む幅広い研究を企画・立案・遂行する意欲を持つ方。 (3) 総合研究大学院大学極域科学専攻の教員として、極地をフィールドに上記の研究と関連した大学院生の教育・指導を行い、全球的規模の視野をもつ、新たな地球システム科学を切り拓くことができる優れたフィールドサイエンティストの養成に積極的に取り組む意欲を持つ方。 5. 応募資格博士の学位を有すること(平成21年3月末までの学位取得見込者を含みます)。 6. 提出書類(1)応募書(カバーレターに相当するもので ①氏名 ②学位 ③所属・ 職 ④所属先住所、電話番号、電子メール ⑤現住所、電話番号、電子メール、を記載する。) 7. 応募締切平成20年8月29日(金)17時必着 8. 選考・着任時期応募締切後、1〜2ヶ月以内に選考を行う予定で、その過程において面接を行うことがあります。着任時期は平成20年12月以降の早い時期を予定しています。 9. 応募書類提出先 〒173-8515 東京都板橋区加賀1-9-10 なお、封筒の表に「地圏研究グループ教員応募書類」と朱書きし、郵送の場合は書留にしてください。 10. 問い合わせ先(1)研究・職務内容に関すること 11. 個人情報保護本募集に関連して提出された個人情報については、選考の目的に限って利用し、選考終了後は、教員として採用された方の情報を除き全ての個人情報は責任を持って破棄します。 12. 参考国立極地研究所研究教育系地圏研究グループには、現在以下の教員が配置されています。 教 授:澁谷和雄(固体地球物理学)、白石和行(地質学)、本吉洋一(地質学)、小島秀康(隕石学) なお、国立極地研究所のホームページは、“http://www.nipr.ac.jp”です。 |