高円宮妃殿下が極地研をご訪問

掲載日:2008年11月8日

氷床コアをご覧になられる高円宮妃殿下

 国立極地研究所は、十一月八日に高円宮妃久子殿下のご訪問を受けた。

 午前十時三十分にお見えになった高円宮妃殿下は、藤井所長、白石副所長、山内教授ら研究所スタッフの出迎えを受けられた後、南極観測の今、北極の今、地球温暖化と極地、日英共同ペンギン生態観測、ドームふじ基地での氷床深層掘削について、それぞれ各教員から説明を受けられた。

 引き続き、南極で掘削した氷床コアをご覧になられた後、ロビー内の展示物について藤井所長の解説を受けながらご覧になられた。また、高円宮妃殿下と親交のある元研究所客員教授のピーター・ワダムス教授(ケンブリッジ大)が、研究所に滞在していたため、再会を果たし、しばしの歓談となった。

 世界各地の自然環境にご関心の深い高円宮妃殿下にとって、今回の研究所ご視察は、極地研究に対するご造詣をより一層深められる機会となった。

左から本山教授、藤井所長、高円宮妃殿下、ピーター・ワダムス教授

高円宮妃殿下、ピーター・ワダムス教授及び研究所スタッフ