「教員南極派遣プログラム」による派遣教員の決定
(第51次南極地域観測隊に同行します)

掲載日:2009年9月14日

 国立極地研究所(立川市緑町:所長藤井理行)は、平成21年11月に日本を出発する第51次南極観測隊に同行して、南極昭和基地から「南極授業」を行う教員2名を決定しました。こうした取り組みは、今回が初めてのものです。

派遣する教員

氏名: 長井 秀子(48歳) 千葉県習志野市立大久保小学校 教諭
氏名: 森田 好博(48歳) 奈良県立奈良高等学校 教諭

派遣期間(第51次南極観測隊に同行)

平成21年11月24日(火)出発し、平成22年3月19日(金)帰国予定。
昭和基地に滞在中の平成22年1月に現所属の学校を含め数回の「南極授業」を行うこととしている。

「教員南極派遣プログラム」の概要

 このプログラムは、極地の科学に興味を持つ現職の教員を南極昭和基地に派遣し、現地からの衛星回線によるTV会議システムを利用して、派遣教員が企画する「南極授業」を通じて、国内の小・中・高校の生徒および国民の皆様に対し、南極に関する理解の向上のための情報発信をするためのものとして、また、派遣教員の知識の習得や自己研鑽をしていただくために、文部科学省(南極地域観測統合推進本部事務局)と連携して実施するものです。
 今回の公募には、年度途中であったにもかかわらず18件の応募があり、審査の結果、2名が選出されました。  派遣される教員には、帰国後においても、南極の自然、観測隊員の姿、南極観測の意義等についての情報発信、児童・生徒の南極の自然への理解、興味・関心の向上、地球環境、国際協調に関する意識の向上について様々ご協力をお願いすることとしています。

問い合わせ先

国立極地研究所広報室
TEL:042-512-0655 / E-mail:kofositu@nipr.ac.jp