南極地域観測隊(第51次越冬隊及び第52次夏隊)が帰国しました

掲載日:2011年3月23日

 第51次観測隊越冬隊(工藤 栄越冬隊長以下28名:平成21年11月24日に日本を出発)及び第52次観測隊夏隊(山内 恭隊長以下29名:平成22年11月24日に日本を出発)が、3月20日(日)に空路成田空港着で帰国しました。
(東京海洋大学練習船「海鷹丸」での観測に従事した第52次観測隊夏隊3名は、平成23年1月25日に帰国しています。)

第51次観測隊越冬隊が実施した主な観測

 電離層、気象、潮汐の定常観測、宙空圏・気水圏・地殻圏・生態系変動のモニタリング研究観測、無人磁力計ネットワーク観測、HF/MFレーダー観測、オーロラ光学観測、OH大気光観測、れいめい衛星観測データ受信、エアロゾルゾンデ観測などを実施しました。

第52次観測隊夏隊が実施した主な観測

 昭和基地にて、南極域において世界初となる大型大気レーダーの建設を実施しました。「しらせ」と海鷹丸を併用し、集中的な海洋観測を実施しました。ドームふじ基地において、雪氷観測、保管していた氷床深層掘削コアサンプルの持ち帰り、また赤外線望遠鏡の設置、天文観測を実施しました。昭和基地周辺では、露岩域において岩石の採取、湖沼観測、ビデオロガーを利用したペンギンの行動・生態の調査等を実施しました。

【活動の概要についてはこちら】

取材を受ける工藤第51次越冬隊長

取材を受ける山内第52次観測隊長