公開講座(2013年1月〜3月)のお知らせ

国立極地研究所(大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構)は、立川市教育委員会及びたちかわ市民交流大学市民推進委員会と連携、協働して、2011年度に「国立極地研究所・たちかわ市民交流大学 協働企画公開講座 極域科学シリーズ」を開講しました。2013年1〜3月は、シリーズ第3回目として「オーロラ、上層大気」をテーマに以下の3講座を開講します。

第1回 「オーロラ — 宇宙からのメッセージ」

日時:2013年1月30日(水) 午後6時30分~8時30分

講師:宮岡 宏(国立極地研究所准教授、第55次南極観測隊長として2013年11月出発予定)

講師から
極地の夜空を彩るオーロラ。それは、ただ美しいだけではありません。その形、動き、色は、地球を取り巻く宇宙の中で何が起こっているのかを知らせてくれる重要な情報源なのです。オーロラが伝える宇宙からのメッセージを、わかりやすく解説します。

第2回 「大レーダーで南極から探る地球をめぐる風」

日時:2013年2月20日(水) 午後6時30分~8時30分

講師:堤 雅基(国立極地研究所准教授、第52次南極観測隊副隊長)

講師から
南極のオゾンホール。それは人間が作ったフロンガスが、地球大気の大きな流れに乗って、はるか遠い南極に運ばれてオゾン層を壊してしまうために起こります。そのような風の場を詳しく調べるため、南極で一番大きな大気レーダーが昭和基地に作られました。地球大気のしくみやレーダーを中心とした大気の観測について紹介します。

第3回 「北極と南極で観測するオーロラ -探検時代から現在まで-」

日時:2013年3月13日(水) 午後6時30分~8時30分

講師:山岸 久雄(国立極地研究所教授、第53次南極観測隊長)

講師から
古い北極・南極探検隊の報告や紀行文の中に、不思議な現象としてオーロラのスケッチなどが残されています。その原因をつきとめようと、多くの人が研究を重ねてきました。
オーロラ研究の探検時代から現在の先端研究まで、その観測の歴史を紹介します。

会場

立川市女性総合センター・アイム 5階第3学習室

定員

50名(申し込み順)受講料無料

申込

2012年12月25日から受付開始
立川市生涯学習推進センター(電話:042-528-6872)まで