第6回海洋立国推進功労者表彰
「海洋に関する顕著な功績」分野「海洋に関する科学技術振興」部門を受賞 - 国立極地研究所海洋動物研究チーム -

掲載日:2013年7月9日

本研究所の内藤靖彦名誉教授、髙橋晃周准教授が、佐藤克文東京大学准教授と共同で、「国立極地研究所海洋動物研究チーム」として、第6回海洋立国推進功労者表彰「海洋に関する顕著な功績」分野「海洋に関する科学技術振興」部門を受賞し、平成25年7月9日に総理官邸大ホールにて表彰式が開催されました。

賞の概要

文部科学省、農林水産省、経済産業省、国土交通省及び環境省は、内閣官房総合海洋政策本部事務局の協力を得ながら、「海洋立国推進功労者表彰」実施しています。

この表彰は、科学技術、水産、海事、環境など海洋に関する幅広い分野における普及啓発、学術・研究、産業振興等において顕著な功績を挙げた個人又は団体をについて、その功績をたたえ広く紹介することにより、国民の海洋に関する理解・関心を醸成する契機とすることを目的としています。

「海洋に関する顕著な功績」分野「海洋に関する科学技術振興」部門は、「科学技術分野の文部科学大臣表彰」の被表彰者のうち、海洋に関する科学技術の振興について特に優れた功績があった者又は団体が対象とされています。

海洋立国推進功労者表彰の詳細は、下記URLをご参照ください。
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/25/07/1337503.htm

業績の概要

小型かつ多機能な行動・環境情報記録計を海洋生物に直接とりつけて観測を行う「バイオロギング」手法を世界に先駆けて開発し、100種以上の生物について、高精度の行動・生態情報を取得することに成功した。この成果は海洋生態系に関する情報の高精度化に大きく貢献し、社会にわかりやすく発信することで、科学への関心を高めた。

画像記録計を装着したペンギン(左上)とアザラシ(左下)

【記録計から得られた画像】
ペンギンが魚を捕らえる瞬間(右上)
海氷下で母親の後ろを泳ぐアザラシの子ども(右下)