南極観測事業基本観測(海洋物理・化学定常観測)の実施機関決定

掲載日:2013年8月16日

この度、国立極地研究所と東京海洋大学の合同チームが、平成25~27年度日本南極地域観測事業基本観測(海洋物理・化学)の実施機関として決定しました。それを受けて、平成25年8月2日(金)、記念式典が東京海洋大学において開催されました。対象となる事業は、40年以上継続的に実施されてきた南極海における海洋物理・化学観測を行うもので、文部科学省の委託事業となっています。

式典では、当事業実施のプラットフォームとなる東京海洋大学「海鷹丸」の写真パネルに、東京海洋大学・岡本信明学長と国立極地研究所・白石和行所長がサインを入れ、交換するとともに、両者から今後3年間の事業成功に向けた決意が表明されました。

なお、「海鷹丸」は第1次南極観測隊の宗谷とともに南極海に随伴し、その後も東京海洋大学の遠洋航海教育実習に合わせて、数多くの国際南極海洋共同観測に参加した実績があります。近年では、日本南極地域観測事業の重要な一翼を担っています。

参考 得られたデータは、極地研究所の学術データベースで公開しています。
http://scidbase.nipr.ac.jp/modules/metadata/index.php?content_id=271

国立極地研究所 白石和行 所長(左)と、
東京海洋大学 岡本信明 学長

記念パネル交換

合同チームの代表者達(白石所長と岡本学長を囲んで)

東京海洋大学の関連ページ
http://www.kaiyodai.ac.jp/topics/2101/19006.html