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生物圏研究グループ、渡辺佑基助教の著作
「ペンギンが教えてくれた物理のはなし」が出版されます

2014年4月3日

海洋動物の動きは驚くくらいにダイナミックです。アホウドリは地球をぐるりと一周しますし、クロマグロは太平洋を横断し、また戻ってきます。アザラシは一時間以上も息をとめられますし、グンカンドリは三日三晩、着地することなくふわふわと舞い続けます。

なぜ、そんなことが可能なのでしょうか。なぜ、そんなことをする必要があるのでしょうか。本書では、最新の科学が明らかにした海洋動物のダイナミックな動きを紹介して、その背景にあるメカニズムや進化的な意義をやさしく解説します。同時に、南極でのペンギンの調査やロシア・バイカル湖でのアザラシの調査など、大自然を舞台とした筆者自身のフィールドワークの経験を楽しく紹介していきます。

なお、本書の目次は以下の通りです。

  • 第一章 渡る――ペンギンが解き明かした回遊の謎
  • 第二章 泳ぐ――遊泳の技巧はサメに習う
  • 第三章 測る――先駆者が磨いた計測の技
  • 第四章 潜る――潜水の極意はアザラシが知っていた
  • 第五章 飛ぶ――アホウドリが語る飛翔の真実

『ペンギンが教えてくれた物理のはなし』
ISBN-13:978-4309624709
発売日:2014年4月14日(予定)

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