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宙空圏研究グループ 片岡龍峰准教授の著書「オーロラ!」が出版されました

2015年10月14日

「オーロラ!」
片岡龍峰(国立極地研究所 宙空圏研究グループ 准教授) 著
ISBN 978-4-00-029643-4

著者からのコメント:

オーロラは太陽風が大気に衝突して光る現象ではありません。オーロラの仕組みは、そんな簡単なものではないだろうと気になっていた方には、ぜひ本書を読んで頂き、オーロラの意味について思いをめぐらせて頂ければ、と思っています。

また、オーロラ観光に行かれる方向けに写真撮影のコツなどの豆知識をまとめた「オーロラハンター3つの極意」という付録もついています。オーロラは現場で見て感じるのが一番。小さな本なので、オーロラ観光に向かう旅のお供にして頂ければ本望です。

目次

はじめに

1.オーロラはなぜ光るのか?
オーロラはどこからくるのか?/絵画の中の電話おじさん/空の終わりの酸素原子/オーロラの冠/巨大電気うなぎ/冠を授かるには地磁気をまとえ

コラム:研究のきっかけ

2.発電する宇宙空間
コロナの輝き/太陽のダークサイドに操られ/雷神と風神の戦い/磁場を持ち出す太陽風/プラズマの渦巻く磁気圏/オーロラの電源を探せ/輝き崩れる光の輪

コラム:ストレイ・ポスドク

3.速すぎるオーロラを追え!
光り輝く分身の術/カーテンの瞬きを撮る/速すぎるオーロラ/かつ消え、かつ結びて/深く脈打つオーロラが熱い/高鳴るオーロラの鼓動/オーロラの歌を聴け

コラム:動かないハウル

4.3D時代のオーロラ研究
3Dプラネタリウムをオーロラに/アール・ツー/3Dオーロラ上映/オーロラ・トモグラフィ/オーロラの立体視測定法/全地球規模の観測ネットワーク/データを捨てる観測

コラム:アンティーク・プロジェクタ

5.オーロラの過去・現在・未来
キャリントンのツバメ/ハトを惑わす磁気嵐/今夜、日本でもオーロラが!/天災は忘れた頃にやってくる/屋久杉が知る宇宙/オーロラが消える日/オーロラは生命バリア機能の証/オーロラはいつ生まれたのか?

あとがき

付録1:オーロラハンター3つの極意
付録2:もっと詳しく知りたい人へ

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