村山雅美名誉教授のご遺族から南極点到達の顕彰状などが寄贈されました
2019年1月16日
第9次南極地域観測隊で越冬隊長を務め、日本人初の陸路での南極点到達に成功した故・村山雅美名誉教授のご遺族から、内陸調査旅行隊に授与された内閣総理大臣顕彰状などが、昨年12月20日に極地研アーカイブ室へ寄贈されました。
村山名誉教授は、観測隊員として南極に7回赴きました(1次夏、2次夏(副隊長)、3次越冬(副隊長兼越冬隊長)、5次越冬(隊長兼越冬隊長)、7次夏(隊長兼夏隊長)、9次越冬(隊長兼越冬隊長)、15次夏(隊長兼夏隊長))。第9次隊では隊員10名を率いて南極点への往復調査旅行を行い、1968年12月19日、日本人で初めて陸路で南極点に到達しました。寄贈の前日が、まさにその50周年にあたる日でした。
今回いただいた寄贈品は以下の通りです。
- 内閣総理大臣顕彰状
- 第七回秩父宮記念学術賞 表彰状・副賞
- 文部大臣から贈られた表彰状
- KD604雪上車模型
アーカイブ室では、このような貴重な史料を次代に伝えるべく、歴史的資料の収集・整理・保管を引き続き行っていきます。
KD604模型
内閣総理大臣顕彰状
第七回秩父宮記念学術賞
第七回秩父宮記念学術賞 副賞
文部大臣から贈られた表彰状
所長室にて
ご遺族の皆様、中村所長、アーカイブ室職員
南極・北極科学館にて 極点旅行に使われた雪上車KD604の前で
ご遺族の皆様、広報室長