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生物圏研究グループの渡辺佑基准教授が執筆した書籍『進化の法則は北極のサメが知っていた』が出版されます

2019年2月21日

進化の法則は北極のサメが知っていた
著者:渡辺佑基
ISBN:978-4309631042
発売日:2019年2月22日予定

著者からのコメント

なぜ北極のニシオンデンザメは400年も生きられるのでしょうか。ミジンコから恐竜まで、生物の生き方を決める「ただ一つの法則」とは何でしょう。そして地球はなぜ、これほど多様な生物で満ち溢れているのでしょうか。このような大きな疑問に対し、生物の体温という切り口から答えを探しました。様々な場所でのフィールドワーク(北極のニシオンデンザメ、南極のアデリーペンギン、オーストラリアのホホジロザメなど)を通して、驚きの結論に少しずつ近づきます。

できる限り壮大なストーリーを、できる限り自分の経験に基づいて、できる限り面白く伝えようとした力作です。執筆には三年という長い時間がかかっており、これを超える本は、私の人生ではもう書けないという気さえしています(今のところ)。といっても堅苦しい本では決してなく、フィールドワークのドタバタ劇と科学の記述が交互に出てきます。ちょうどパイ生地とカスタードクリームが交互に挟まっているミルフィーユみたいに、ほどよい食感を楽しんでもらえるものと信じています。

そんな本ですので、よろしければ手に取ってみてください。(渡辺佑基)

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