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スペイン科学・技術革新・大学省とのMoUを締結

2019年9月28日

国立極地研究所は、スペイン科学・技術革新・大学省との極地研究及び設営に関する協力覚書(MoU)を締結しました。署名式典は9月16日、マドリード市内の同省において開催され、ドゥケ大臣らの立ち会いのもと、同省科学政策調整局のロドリゴ総局長と中村卓司極地研所長が署名を交わしました。

この覚書は、広く南極・北極に関わる研究、設営、施設利用において、両国の協力関係を強化していくことを目的とした包括的なものです。これまで、両国間には一般的な研究協力協定がなかったため、我が国の研究者が観測のためにスペインの南極基地を訪れる際などには、研究者が個別に交渉を行ってきていました。今後は、両国の南極での活動地域の違いを活かした幅広い研究分野での共同研究や、基地のインフラなど設営面の協力を含めて、相互の交流が盛んになることが期待されます。また、スペインは北極研究にも意欲を示しており、北極スバールバル諸島ニーオルスンに観測所を持つ我が国に対する研究協力への期待が示されました。

ロドリゴ総局長(左)と中村卓司極地研所長

覚書に署名するロドリゴ総局長と中村所長

写真右から5人目のドゥケ大臣を挟んで、ロドリゴ総局長(左)と中村所長、右に水上スペイン大使

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