iPadアプリ「南極eスクール」を公開!
2021年1月29日
ミサワホーム株式会社(以下「ミサワホーム」)と国立極地研究所(以下「極地研」)は、本日、南極をより身近に感じ、楽しみながら学べるiPad専用アプリ「南極eスクール」の配信を開始しました。
「南極の大自然を、病院や院内学級で過ごす子どもたちや、教育的支援の必要な特別支援学級などの子どもたちにも楽しく学んでほしい」そんな思いを込めて、2014年にミサワホームが制作し、限定公開となっていた「南極ウォークビュー」。このたび、より多くの方に南極の魅力をお届けするために、ミサワホームと極地研の産学協同プロジェクトとして、科学的知見を加味してリニューアルし、一般公開を開始しました。
昭和基地の管理棟前で撮影された360度パノラマ画像
1957年1月29日、日本の南極活動拠点である昭和基地が開設されました。気象や大気、生物、地学、宇宙など幅広い分野で観測を続け、地球環境システムの解明や、気候変動の将来予測などに貢献しています。
昭和基地の開設から64周年を迎える本日、配信を開始した「南極eスクール」は、iPadの大画面や機能を活用し、南極に関する話題を、地理・歴史・生活・生物・地学・宇宙の6分野に分けてご紹介しています。それぞれの分野では、360度パノラマ画像とiPadに内蔵されるモーションセンサーが連動し、手にしたiPadの動きに合わせて画像が動き、まるでその場に居るような感覚で南極の景色を楽しむことができます。また、360度パノラマ画像に配置されたポイントをタップすることで、南極に生息する動物たち、太陽が沈まない白夜、隊員が生活する昭和基地内部の様子などに関するパネルがポップアップ。極地研の研究者が監修した解説とともに、それぞれの分野に関する貴重な映像、画像を見ることができます。
ミサワホームと極地研は、本アプリを活用してこれからも南極観測・研究を通じて培った知見を広く配信し、子どもたちのほか多くの方々に、極域科学をはじめとした自然科学に関する興味喚起、地球環境への意識向上などに貢献していきます。

アプリの動作環境
iOS11以降のiPad。
※iPhoneではご利用いただけません。
インストールはこちらから
App Store
「南極eスクール」の構成
1.時間割
アプリのTOP画面は学校の黒板をモチーフにし、子どもたちにも親しみやすいデザイン。
2.地理
昭和基地から飛び出て世界各地の自然環境の多様性を確認したり、南極に向かう南極観測船「しらせ」の航海の様子などを体験して、地球の姿を学ぶことができます。
3.歴史
明治末期に南極点を目指した探検家・白瀬矗(しらせのぶ)、第1次越冬隊、樺太犬タロ・ジロなどを通じて、南極での日本の活動を紹介しています。
4.生活
昭和基地の管理棟3階の食堂を中心に、観測隊の生活の様子を紹介します。食事はもちろん、ゴミの処理方法や生活水を得る方法、隊員の娯楽についても知ることができます。
5.生物
アザラシやペンギンなど南極で暮らす生きものを紹介しています。海中を泳ぐペンギンの動画などもご覧いただけます。
6.地学
極地でしか見られない太陽の動き、雪や氷が織りなす様々な現象、南極の壮大な大地の歴史や独特の地形など、南極の様々な自然現象を紹介しています。
7.宇宙
南極で撮影された幻想的なオーロラや星空の映像、高層大気の現象、隕石探査の様子、遠くの天体から届く電波の観測などを紹介しています。宇宙の窓でもある南極について学ぶことができます。