アジア極地科学フォーラム AFoPS(Asian Forum for Polar Sciences)科学シンポジウムおよび代表者会合が開催されました
2021年3月8日
表題のシンポジウムが、3月3日、4日の日本時間夕方にオンラインで開催されました。今回のシンポジウムは、2019年~2020年の同フォーラム議長を務めた極地研・中村卓司所長が中心となり極地研がオーガナイズしたもので、アジア諸国間での極地における共同観測を活性化させるべく企画され、11か国から61名が参加しました。
メンバーの6か国(中国、日本、韓国、インド、マレーシア、タイ)から“Scientific projects for future collaborations”セッションにおいて最新の成果発表があり、日本からは極地研の菅沼悠介准教授による講演”A scientific collaboration with NCPOR, India: Schirmacher Oasis Nippon (Japan) India Coring expedition”が行われました。さらに、オブザーバーとして参加した、イラン、オーストラリア、エジプト、スリランカ、トルコから研究紹介のセッションも企画されて、活発な質疑応答を通し、情報交換や新たな共同研究に向けた意見交換の場となりました。今回のシンポジウムは大変有効であり、年に数回の開催を望む発言が多く出たことは、ホスト国として嬉しいことでした。
AFoPS代表者会合(3月4日)の参加者
3月4日のシンポジウムに引き続き、AFoPSの各国代表者による会合が持たれ、新型コロナウイルス禍における極域観測の現状に関する意見交換や、フォーラムの今後の活動方針等に関しての議論がなされました。