別紙2 第Ⅷ期南極観測重点研究観測策定・審査過程

 重点研究観測の提案、審議・採択、実行計画策定は図1に示す仕組みで行われる。予算的、組織的、期間的に大規模な重点研究観測については、国立極地研究所内外の研究者の意見を取り入れるために、外部有識者及び国立極地研究所教員で組織される「統合研究委員会」が、研究者グループ/コミュニティからの提案を基に研究計画の科学的な側面から検討を行う。
 具体案は、統合研究委員会の下のアドホクな委員会で作成する。同時に実施計画の実行可能性(フィージビリティ)を国立極地研究所内組織が検討する。 統合研究委員会で立案された計画案は、南極観測審議部会で審議される。審議の結果、必要であれば計画案は統合研究委員会に戻され、改訂される。重点研究観測計画は南極観測の中期計画に挙げられ、南極地域観測統合推進本部総会で承認される。
 南極観測推進センターは計画案を基に、研究代表者と共に、予算、人員、施設・設備の状況、観測隊の行動計画を考慮したより具体的な実行計画を策定する。

図1.重点研究観測の立案・審査の仕組みと流れ

 

今後の予定
平成20年6月16日 公募締め切り。
平成20年6月中旬 それぞれの提案に対して、担当教員より問題点等を研究計画提案者に通知。
平成20年6月26日 提案された研究観測計画を「南極研究観測シンポジウム」で発表し、統合研究委員会委員によるヒヤリングを受ける。
平成20年8〜9月 統合研究委員会により重点研究観測案を策定。
平成20年10月 統合研究委員会で最終案決定後、南極観測審議部会で審議。国立極地研究所案を策定。

 

以後、南極地域観測統合推進本部の「観測事業計画検討委員会」、「本部総会」を経て、

平成20年11月 第Ⅷ期計画骨子(案) 策定
平成21年6月 第Ⅷ期計画 (案) 策定
平成22年11月 第Ⅷ期計画始動(第52次隊出発)