大学共同利用法人 情報・システム研究機構 国立極地研究所

国立極地研究所 採用情報

国立極地研究所 研究教育系 特任教員(特任助教)の公募について

職名・採用人数

特任助教・4名程度

採用日

平成26年12月1日以降の早い時期(注1)

任期

任期は5年間(雇用契約を事業年度毎に締結)。再任は1回5年間まで可(注2)。ただし、平成25年4月1日以降、情報・システム研究機構と有期雇用契約がある者については、原則として当該雇用期間が任期に通算されます。

所属

研究教育系(基盤研究グループのいずれかに配属)

研究・職務内容

本公募では、国立極地研究所の設置目的に沿った極域に関する科学に携わる研究者を採用します。研究分野は下記(1)-(6)のいずれか(あるいは複数)とします。所内外の研究者との連携や共同研究を推進し、新たな極域科学の展開にも積極的に取り組む方、国立極地研究所とともに将来の極域科学を担う方を望みます。

また、国立極地研究所は南極地域観測事業実施の中核機関であること、大学共同利用機関であること、及び総合研究大学院大学基盤機関であることをよく理解し、極域観測の実施、国内外の共同研究への対応や大学院教育に意欲をもって当る方を求めます。

募集する研究分野

(1)宙空圏研究分野
地上から超高層大気(中間圏・熱圏・電離圏・磁気圏)にいたる領域を全球的システムとしてとらえ、太陽地球系結合過程という視点のもと、極域超高層大気の観測を積極的に担うと共に、先端的な研究を意欲的に進める研究者を求めます。

(2)気水圏研究分野
雪氷・気象・海洋分野間の連携および新たな野外観測の展開を通じて、変化しつつある現在の極域の気候に関する研究を推進する研究者を求めます。

(3)気水圏研究分野
両極域でのアイスコア掘削や氷床・氷河観測のプロジェクトに参加し、アイスコアや掘削に関連する極地雪氷研究および今後の極地観測に意欲的に取り組む研究者を求めます。(極地での掘削や観測の経験があることが望ましい。)

(4)生物圏研究分野
南大洋で実施している海洋生態系モニタリング等を積極的に推進し、海洋生態系の長期変動を抽出するとともに、海洋低次生産の主要プロセスに関する研究を推進する研究者を求めます。(極域における海洋観測に関して、豊富な経験があることが望ましい。)

(5)生物圏研究分野
極限環境下の微生物を対象として、分子系統や生態研究などに取り組む研究者を求めます。極地の湖沼・氷床周辺を含む陸圏のフィールド調査からラボワークまで、オールラウンドにプロジェクトを推進出来る人材を希望します。

(6)地圏研究分野
極域の固体地球科学に関する研究を行う研究者を求めます。専門分野にとらわれず、固体地球に関わる様々な研究分野と連携して研究を推進し、固体地球科学以外の研究分野との共同研究も視野に入れる方を希望します。

応募資格

博士の学位を有すること。または採用時までに取得見込みであること。
 日本語で業務を行うことができること。

待遇

(1)基本給:学歴、経験などにより、月額422,000~505,000円(初年度)の間で決定(年俸制)。
(2)諸手当:通勤手当(上限月額55,000円まで)
(3)宿舎:公務員宿舎及び機構が保有する宿舎の利用はできません。また、住宅手当の支給はありません。
(4)勤務時間:1日7時間45分、1週間当たり38時間45分(裁量労働制)
(5)休暇:完全週休2日制、祝祭日、年末年始(12/29~1/3)、年次有給休暇(最高年20日、20日までは翌年繰越可)、特別休暇(慶弔、リフレッシュ、産前産後、育児、介護など)
(6)福利厚生:文部科学省共済組合、労災保険、雇用保険など

応募書類

(1)応募書(カバーレターに相当するもので、①氏名 ②生年月日 ③性別 ④学位 ⑤所属・職 ⑥所属先住所・電話番号 ⑦現住所・電話番号 ⑧電子メール ⑨応募する研究分野((1)~(6):2分野まで選択可(注3)) ⑩着任希望(可能)時期 を記載する)
(2)履歴書(大学卒業以降の学歴、職歴、賞罰、資格は必ず記載し、顔写真を添付する。書式は自由。)
(3)研究業績目録(①学位論文、②原著論文、③その他に分類して目録を作成する。②、③については査読を受けたものと受けていないものを区別する。)
(4)主要論文5編以下の別刷り(またはコピー)を各1部
(5)代表者としての科学研究費等外部資金獲得の実績表(名称、年度、金額)
(6)これまでの研究・教育活動の概要(A4版用紙2枚以内とする)
(7)今後の研究、教育、極域観測の発展への抱負(A4版用紙2枚以内とする)
(8)応募者について意見を聞ける方2名以上の氏名と連絡先
(9)推薦書(推薦書がある場合)
(10)上記(1)~(9)までの写し1式(A4サイズ、両面コピーに統一すること)

応募書類提出先

 〒190-8518 東京都立川市緑町10-3
 情報・システム研究機構極地研・統数研統合事務部企画グループ(極地研担当)人事担当 宛

 なお、封筒の表に「研究教育系特任助教応募書類」と朱書きし、郵送の場合は書留にしてください。

応募締切

 平成26年9月22日(月) 17:00 必着

選考方法

応募締切後、2~3ヶ月以内に選考を行う予定であり、その過程において面接を行うことがあります。着任時期は平成26年12月以降の早い時期を予定しています。

国立極地研究所は男女共同参画を進めており、業績の評価において同等と認められた場合には、女性を積極的に採用します。

問合せ先

(1)研究・職務内容に関すること
   国立極地研究所 副所長(研究教育担当)・教授 中村卓司
   電話:042-512-0602 E-mail:nakamura.takuji@nipr.ac.jp

(2)事務手続きに関すること
   極地研・統数研統合事務部 企画グループ(極地研担当)人事担当
   電話:042-512-0610、ファックス:042-528-3146 E-mail: jinji@nipr.ac.jp

個人情報保護

本募集に関連して提出された個人情報については、選考の目的に限って利用し、選考終了後は、特任教員として採用された方の情報を除き、全ての個人情報は責任を持って破棄し、返却いたしません。

参考

国立極地研究所では、宙空圏研究グループ、気水圏研究グループ、地圏研究グループ、生物圏研究グループ、極地工学研究グループの5つの基盤研究グループを有しています。

現在所属する教員の一覧、研究内容については、国立極地研究所ホームページ研究者等一覧( http://www.nipr.ac.jp/outline/information/researcher.html )を参照してください。

情報・システム研究機構の男女共同参画推進及び女性研究者支援に関する取り組みについては、男女共同参画推進委員会ホームページ( http://danjo.rois.ac.jp/ )を参照してください。

備考

(1)選考に際しての交通費・宿泊費については、すべて自己負担となります。
(2)提出書類に不備がある場合、受理しないことがあります。
(3)一旦提出された応募書類については、返却いたしかねますのでご了承ください。
(4)博士号取得見込者が採用日までに博士号の取得ができない場合は、採用取り消しとなる場合があります。
(5)採用後は、大学院に在学することはできません。
(6)採用後の赴任に際する旅費は機構の規程に基づき支給される場合があります。
(7)情報・システム研究機構特定有期雇用職員就業規則は以下のホームページからご覧になれます。
    ( http://www.rois.ac.jp/pdf/tokuteiyuki1.pdf

(注1):平成27年度4月以降に着任することも可能です。
(注2):任期なし(テニュア)への移行はありませんが、当研究所のテニュアあるいはテニュア移行可能な職の公募への応募は妨げません。
(注3):2分野に応募する場合には、9.応募書類の(1)-(10)をそれぞれの分野分について用意して提出すること(2セット提出)。

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