大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立極地研究所 南極観測のホームページ

昭和基地NOW!!

蜃気楼

2018年5月9日

5月9日を記念しての59次集合写真

5月9日は59次隊の日ということで、今次隊で建設が完了した基本観測棟の屋上で記念撮影を行いました。

撮影をした際に、北西の海氷上に蜃気楼が現れていました。上下の鏡合わせのように氷山が浮かび上がっているように見えています。

蜃気楼の「蜃」というのは巨大な蛤のような伝説上の貝、または龍を意味します。古代中国では、遠くに本来見えないはずの楼(高い建物)が見えた際に、これら蜃という化け物が吐いた気によって見せられた幻であると考えられました。実際のところ、蜃気楼は幻ではなく、光が捻じ曲げられた結果として生じる光学現象です。

蜃気楼が現れるのは風がなく海氷面と大気との温度差が激しくなるときです。このところ昭和基地では天気が良く風の弱い状態が続いているので、毎日蜃気楼が見えています。

記念撮影時に北西の方向に現れていた蜃気楼

2018年5月9日の気象情報

天気 日の出 日の入 最高気温 最低気温 最大風速
薄曇一時晴 9:40 14:55 -11.7℃ -19.1℃ 7.1m/s

大学共同利用法人 情報・システム研究機構 国立極地研究所
〒190-8518 東京都立川市緑町10-3