大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立極地研究所 南極観測のホームページ

昭和基地NOW!!

輸送

2017年1月18日

緊急性の高い物資がヘリコプターで輸送されます。

58次隊を乗せたヘリコプターが昭和基地に入った次の便からは、物資が輸送されます。
輸送はヘリコプター、雪上車を使用して行なわれます。
今回は、実際に行なわれた順番で輸送について紹介します。
「優先物資空輸」は、58次隊の夏作業で必要な緊急性の高い物資を3日間かけて、約35トンが輸送されました。
南極観測船「しらせ」が昭和基地沖に接岸すると、貨油輸送・氷上輸送が始まります。
「貨油輸送」は、58次隊が越冬中に使用する燃料を「しらせ」から基地のタンクまで送ります。その距離は約1kmで、約470トンの燃料を輸送しました。
「氷上輸送」は、ヘリコプターでは輸送できない大きな物資や12ftコンテナを橇に載せ、雪上車で運搬します。氷上輸送は海氷面が比較的安定している夜間に行なわれます。(今の時期は白夜ですが、夜間は陽が傾くので気温が低くなります。)2日間行なわれ、約300トンの物資を基地に運びました。
58次隊が越冬中に必要な物資を昭和基地へ運び入れる輸送と、57次隊が持ち帰る物資の輸送も行なわれます。57次隊が持ち帰る物資は、主に廃棄物です。
「持ち帰り氷上輸送」は3日間行なわれ、約240トンの物資が「しらせ」へ運ばれました。そのうち約170トンが廃棄物でした。
越冬隊が1年間で排出する廃棄物はとても多く、南極にゴミを残さないために、そのすべてを持ち帰って処分します。
「本格空輸」は主に越冬するために必要な物資が運ばれます。3日間かけて、約80トンの物資が輸送されました。
「持ち帰り空輸」は氷上輸送と同じく一部の廃棄物も輸送されますが、観測物資がメインとなります。氷上輸送よりも遅く行なわれるので、ギリギリまで観測を行なって、その機器やデータ、採取したサンプルを輸送します。
輸送がひと段落つく頃には、越冬交代まで数える程度の日にちしか残っていません。
いよいよ57次隊の活動もラストスパートです!

大型物資を雪上車で輸送します。

運ばれてきたのはプロパンガスカードルです。

廃棄車両を持ち帰ります。

57次隊最後の持ち帰り12ftコンテナです。

越冬するために必要な物資を輸送します。

ヘリポートでは「しらせ」乗組員の支援が行なわれます。

観測機器の持ち帰り。作業は慎重に行なわれます。

2017年1月18日の気象情報

天気 日の出 日の入 最高気温 最低気温 最大風速
- - 2.7℃ -4.0℃ 5.6m/s

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