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ASSW2023・IASC雪氷学作業部会会合参加報告

報告者:青木 輝夫(国立極地研究所/雪氷課題)
竹内 望(千葉大学/雪氷課題)

国際北極科学委員会(International Arctic Science Committee:IASC)の雪氷圏分科会(Cryosphere Working Group:CWG)は、2023年2月19日に2回のセッションに分けて対面(ASSW会場、オーストリア・ウィーン)とオンラインのハイブリット形式で開催されました。午前中の第1部の公開会議では、事務局Rosalie MacKay、議長のShawn Marshall(カナダ)の挨拶から始まり、CWG若手フェローの紹介の後、約32名(うち対面20名)の参加者の自己紹介を行いました。日本からは青木 輝夫と竹内 望(CWGメンバー)、榎本 浩之(公開セッションのみ)がオンラインで参加しました。続いて議長より2022年度の会合の議事録の報告があり承認されました。その後、議長よりICARP IVの準備状況、及びCWG予算などについての説明がありました。北極研究活動の各国のレポートについては、本年度のアップデートは行わなかったことの説明がありました。

第1回の公開セッション後、各WG共通のcross-cutting(XC)活動のセッションの予定がありましたが、会場のオンラインシステムトラブルのため、午後に予定されていた第2部の公開CWG会議が開催されました。ここでは、CWG活動、CWG外の関連活動、CWGに関係するXC活動報告が行われました。

午後からは各WG共通のcross-cutting(XC)活動のセッションが開催され、各XCプロジェクトのプレゼンテーションが行われました。また、各WGで選ばれた若手フェローの表彰と紹介が行われました。その後開催された非公開会議には34名(うち対面20名)のCWGメンバーが参加しました。今年CWGに申請があった9件の研究プロジェクトの提案について議論を行い、全てのプロジェクトについての採択を決めました。さらに今後のカーボンフットプリントを考慮した会議のあり方、ICARPやIPYの準備に関する議論が行われました。