2023年北極サークル総会 参加報告
報告者:榎本 浩之(国立極地研究所)
10月19日から21日までアイスランドのレイキャビクにあるハルパ・コンサートホール&カンファレンスセンターで開催された2023年北極サークル総会には、200以上のセッションで700人以上の講演者が参加しました。
以下I~VIIIのような基調講演のあと200を超えるセッションで、北極域での科学および政治協力、安全保障、先住民や若手、女性の活躍などが議論されました。アジアの話題は注目されており、また大会委員長のグリムソン前アイスランド大統領の関心も高くなっています。日中韓印新の考えや取り組みは複数のセッションで話されました。さらにグリーンランド、ヒマラヤなど山岳域の話題も増えてきています。中央北極海の商業漁業の制限に関しては、毎年セッションがたてられています。
I. 米国の新たな北極ビジョン
II. 新しい北極におけるグリーンランド
III.フェロー諸島: 北極の玄関口
IV. カナダ北部
V. シンガポール: 北極への関与の10年
VI. マオリ族が北極にやって来る
VII. 地球規模の解決策における先住民族
VIII. スコット・マイナードの記憶に敬意を表して